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未就学児をもつ保育士に対する
保育料の一部貸付事業

各自治体の支援制度と仲良し親子

保育士支援制度の一つに「未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業」というものがあります。
名前を聞く限り、子育てをしている保育士のための制度ということは想像できますが詳しいことはわからないという方もおられると思います。
そのような方のためにこの制度がどのようなものなのかをまとめてみました。

どのような制度なのか?

『未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業』とは名前のとおり、未就学の子どもを持つ保育士に対して保育料の貸付をしてくれる制度のことを言います。

気になる支援対象ですが、「これから保育施設に就職する保育士、産後休暇・育児休暇から復職する保育士の中で週20時間勤務できる者」となっています。
ただし、公立保育所に勤務する方は対象外になるので注意が必要です。

また、貸付金額の限度額は利用者負担額(保育料)の半額(1月当たり最大27,000円を上限)とされており、無利子で借りることができます。
受けられる期間は1年間と決まっていますが、2年以上保育士として働くと借りた金額が全額免除になります。

保育士として働き続ければ保育料が免除になるというこの制度は、保育士の資格をもつお母さんにとって社会復帰に役立つかと思います。

制度が受けられる地域は?

保育料の貸付制度があることはわかっても、果たしてその制度は自分の住む地域で受けることができるのでしょうか?それを気にされる方もおられることでしょう。
次は、当該制度がどこでどのようにして受けることができるのかをまとめてみたいと思います。

『未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業』の実施主体について、以下のように厚生労働省により定められています。

(1)都道府県又は指定都市(都道府県・市町村社会福祉協議会に委託して行う場合を含む。第14の1において同じ。以下「都道府県等」という。)
(2)都道府県等が適当と認める社会福祉法人、一般社団法人、一般財団法人、公益社団法人又は公益財団法人(都道府県知事又は指定都市市長が修学資金等の貸付けに当たって必要な指導・助言を行う場合に限る。以下「都道府県等が適当と認める団体」という。)

抜粋:厚生労働省のホームページより

上記にあるように、全国で社会福祉協議会や保育園連盟などを通じて当該制度を受けることができるようです。

利用の申請をするには、就職・復帰予定の勤務先を通じて、貸付申請書や入所決定通知書の写しなどの必要書類を自分の住む自治体の社会福祉協議会等に提出するようです。
ただし、申請には就職・復帰から3~4ヶ月以内という期限があり、それを過ぎてしまうと申請ができなくなってしまいますので注意してくださいね。

必要な提出書類等、詳しいことは自分の住む地域の社会福祉協議会に問い合わせをしてみてください。

制度が誕生した背景

保育所に自分の子供を預ける保育士

『未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業』が誕生した背景には「保育士不足」が関係しているのではないかと思われます。

大都市を中心に深刻化している保育士不足ですが、子育てをしながら保育士として働くということが難しいというのも、その原因の一つとなっているのではないでしょうか。
しかも保育園に子どもを預けるとなれば当然のように保育料がかかります。所得により金額が変わる保育料ですが、月々支払うとなればなかなか大変です。

保育士の仕事は給与が安いということで知られています。
子育てにお金がかかる中、せめて保育料がもう少し安ければと考える方もおられるのではないでしょうか。

学生の奨学金と同じように保育料の貸付があると他のことにお金を回すことができ、生活に多少の余裕が出るのではないかなと思います。
保育料を貸し付けてもらえることは、子育てをしながらでも働きやすくなる可能性がでてくることでしょう。
子育てと仕事が両立することができれば、主婦の潜在保育士が減ってくるのではないかと考えられます。

実際にこの制度を利用された方の声

実際に未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業を利用した保育士たちの意見を聞いてみましょう。

Tさん/30代/女性

出産後、どれくらいの期間で復職しようか考えていた時に、先輩から教えてもらったこの貸付を思い出して、自分も利用してみようと思いました。
地域によって若干違いはあるようですが、こういった支援を受けられるのは保育士にとって本当に助かることです。
今後もこういった支援が増えていくといいなと思います。

Uさん/20代/女性

奨学金の返済に家賃、生活費、養育費と、とにかく出費だらけで頭を抱えていたところ、この制度を知りました。
しっかり続けていれば返済も免除になりますし、保育士になっててよかったなと思いました。
これからも仕事に育児に頑張りたいと思います。

Oさん/30代/女性

できれば妊娠が発覚した時点で、こういった制度について勉強し始めたほうがいいですね。
将来の家族計画やライフプランを考える参考にもなるので、色々な支援制度や施設などを知っていると有利だと思います。
地域によっても差が大きいので、自分が住んでいる街でどういった活動を行っているのかは常にチェックしていたいですね。

まとめ

支援制度を検討している様子

以上、『未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付事業』についてまとめました。

保育料を借りることができる上に、保育士を続けていけば貸付金額の免除が見込まれる制度です。
利用すれば保育料の負担も少なくなりますし、保育士として働きやすくなるのではないかと思います。

今保育士として現場復帰したいと考えておられる方は一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。