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保育所入所における優遇措置

優遇措置を受けて喜ぶ保育士

保育士の中には、子育てをしながら働く方が多くおられます。
しかし、保育士に復帰するにあたり自分の子どもを保育所に入れることは簡単ではありません。

子どもが保育所に入所できず社会復帰をすることが難しいという状況の保育士も少なくありません。
そのような保育士のためにできたのが「保育所入所における優遇措置」です。
どのような制度なのかを調べ、まとめました。

どのような制度か?

保育所入所申込書

「保育所入所における優遇措置」という名前から想像できるかもしれませんが、当該制度は子育て中の保育士が現場復帰をする際、子どもの保育所への入所を優先的に対応してくれる制度です。
当該制度を利用することにより保育所入所の倍率が高いエリアに勤務する保育士は入園評価に対して大幅に点数が加点を受けることができます。

支援対象は認可保育園・認定こども園・幼稚園に勤務する保育士・保育教諭・幼稚園教諭の中で月20日及び週30時間以上または週5日かつ1日6時間以上勤務する予定の方となります。
ですのでフルタイムで働く予定の方であればほとんどの保育士が支援対象者となると思います。

また大阪府茨木市では、保育士の他に看護師・准看護師・小学校教諭も支援対象となるようです。
ただし、保育士以外の職種についてはみなし保育士として勤務する場合に限るようです。

ここでいうみなし保育士とは、簡単に言えば「やむを得ず保育士として勤務する場合」ということで保育士が足りない時間帯において資格をもっていない人が保育士と同じように配置されるという特例措置のことを言います。
当該制度を利用することにより、保育士自身の社会復帰がしやすくなると期待されています。

当該制度の申請方法は?

書類を指差す保育士女性

当該制度を利用するには、保育所入所のための申請用紙の他、保育士として従事することがわかる証明書を自治体に提出する必要があります。

保育所の入所月の前月10日までに提出しましょう。
詳しくは各自治体の保育課等に問い合わせてみてください。

当該制度を利用するメリットは?

職場復帰する保育士のイメージ

当該制度における最大のメリットは、子育て中の保育士が現場復帰をしやすくなるということでしょう。
子育てをしながら仕事をすることは簡単なことではなく、頼る人がいなければ保育所に子どもを預ける必要も出てきます。

倍率の高く毎年チャンスを逃している方も少なくない中、入所を優遇措置を受けることができれば現場への復帰がしやすく子育てと保育の両立が可能になります。

職場復帰をしたいけれど、子どもを保育所への入所させることが難しく復帰を諦めようとしておられる方にぜひこの制度を知っていただき、現場復帰へのチャンスを掴んでもらいたいと思います。

当該制度のデメリットは?

遠い保育所へ通うためのスクールバス

当該制度の利用はメリットが大きく、決定的なデメリットは特にないかと思います。
強いてデメリットを挙げるとすれば、当該制度はあくまで保育所への入所が優先されるのであって、必ずしも希望する場所に入所できるというわけではないという点です。

職場の近くや自宅の近くの保育所を希望していても、場合によっては離れた保育所への入所が決まるということもあります。

当該制度の誕生背景

子供を保育所に入れられず苦しむ女性

当該制度が誕生した背景には「待機児童問題の解消」「保育士不足の解消」があると考えられています。

保育所に子供を入所させることができなかった女性がSNSに書き込んだ言葉が話題になったり、「保活」という言葉が出てきたりするほど、子どもを保育所に預けながらの社会復帰を希望する(しなければならない)という方が増えています。
それは他の職種に就く方だけでなく保育士も同じです。

待機児童を解消するためにも保育士は必要なのに、その保育士が子育てをしながら働くことができないのは問題ですよね。
自分の子育てができないとなれば、現場から離れていく保育士が増えてもおかしくはないでしょう。
そのようなことが起きないために、当該制度が誕生しました。

当該制度を利用することにより、子育てをしながら働くことができる環境があれば保育士の現場復帰がしやすく、離職率や潜在保育士の増加を減らすことができるのではないでしょうか。
まだできて間もない制度ですが、今後が大いに期待されます。

まとめ

母親と子供のつないだ手

以上、「保育所入所における優遇措置」についてまとめました。
当該制度が子育てと仕事の両立を頑張ろうとする方の役に立ち、多くの保育士が自分らしく働くことができるよう願っております。

未就学の子どもがいる保育士は、自治体による保育料の一部貸付事業もありますので、そちらも参考にしてみてください。