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保育士奨学金返済支援事業とは

人差し指を立てる保育士女性とお金のマーク

奨学金を返済しながら保育士をされている方、奨学金を借りながら養成施設に通われている方のために「保育士奨学金返済支援事業」という制度があります。
保育士支援制度の一つとして作られた当該制度、いったいどのように利用していけば良いのでしょうか。
当該制度についてわかったことをまとめてみました。

どのような制度か

奨学金返済支援でもらえるお金

「保育士奨学金返済支援事業」は、保育士が養成施設の在学中に借りていた奨学金の返済の一部を補助してくれる制度です。
補助金額は自治体により変わりますが、東京都足立区では奨学金に要した金額の2分の1(上限10万円)の補助が規定されています。

近年、社会人になった方が奨学金を返済できず滞納してしまうという情報を耳にします。
奨学金の月々の返済額は人によって異なるものの、平均して返済額は1~2万円のようです。
そして奨学金の返済の大変なところは、それが長期間に渡るという点でしょう。

特に保育士は他の業種と比べても給与が安いと言われているので、せめて奨学金の返済だけでも負担が減れば嬉しいですよね。
そのように悩む保育士のために当該制度はあると言っても良いでしょう。

支援の対象者は

当該制度の対象者は、「その自治体の保育施設に勤務し、自ら奨学金の返済を行っている者」とされています。

ここでいう保育施設とは認可保育園(私立・公立)・認定こども園・小規模保育施設・公設民営認可外保育施設などが挙げられます。
ここで挙げたものは東京都足立区の場合であり、自治体によって違いがありますので、詳しくは自分の勤務する自治体に確認するのが良いでしょう。

また、補助の対象となる奨学金は、日本学生支援機構奨学金の他、交通遺児育英会奨学金、あしなが育英会奨学金、母子父子寡婦福祉資金(修学資金及び就学支度資金)など、ほとんどの奨学金が補助対象となるようです。
当該制度の対象になるか不安に思っておられる方は、安心して申請をして問題ないようです。

当該制度の申請方法は

郵便ポストに申請書類を投函

当該制度を利用するためには、書類を揃えて自治体に提出する必要があります。
申請に必要な書類は補助金を受けるための申請書、自らが奨学金を借りていることを証明する書類(毎月の返済額が記載されているものなど)、保育士証の写しなどです。

保育士証は登録してから手元に届くまでに時間がかかりますので届き次第提出で良いようです。
奨学金を借りている方のほとんどが当該制度を利用することができますが、申請には期限がありますのでご注意ください。

当該制度の誕生背景

当該制度は、保育士の人材確保を主な目的として施行されました。
施行された年は自治体により様々で、2年ほど前に施行された自治体もあれば今年から施行される自治体もあります。

近年、保育現場では「待機児童」「保育士不足」が問題となっています。
待機児童が増える一方で、保育士の離職率が高くなったり、資格を持ったまま別の職種に就く潜在保育士が増えたりと現場で働く人材が確保できないという問題が出てきています。

さらに、最初に記したように、新卒の若者が奨学金を返済することができず滞納してしまっているということも社会の問題として取り上げられています。
新卒ですと初任給が安く、保育士の場合手取りが12万~13万という方も多くおられます。
そのような中で奨学金を返済していると、生活費や交際費を削らざるを得得ない状況になってしまいます。

このような問題を減らし、できるだけ多くの保育士が働きやすく、生活しやすい環境を作るために当該制度があると言っても良いでしょう。

まとめ

園児とシャボン玉で遊ぶ保育士女性

以上、「保育士奨学金返済支援事業」についてまとめました。
筆者自身も、奨学金を返済しながら保育士として働いています。
ですので、この制度を知った時ぜひ利用してみたいと思いました。

現在奨学金を借りながら保育士として働かれている方、これから保育士として働こうといる学生さん、ぜひとも当該制度について調べて利用してみてください。
多くの保育士さんが働きやすい環境になればと願っています。