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両立は永遠の課題

疲れてソファーで眠る女性保育士

働く女性の問題として"家庭やプライベートの両立"は何十年にも渡り議論されて来た問題ですね。
女性の社会活躍が推奨される時代ですが、かと言って育児や家事を放棄できるわけではなく単純に女性負担が増えているだけのようにも受け取れます。
イクメンと称され育児に積極的な男性も出て来ていますが、まだまだ少ないのが実情でしょう。

とは言え、時代背景や社会の方向性に愚痴をこぼしても仕方ありません。
こんな現代で保育士が家庭やプレイべートと仕事を両立させるにはどのような工夫が必要になるでしょうか?

物理的な労働時間

運動会で走る男児

誰もが真っ先に思いつくのが物理的な余裕です。
定時退社・週2休が担保されていれば生活は一変するハズです、出勤時間の早い保育士業では休み前に遅くまで遊ぶ気にはならないと思いますが、週2回の休みが約束されていればON/OFFにメリハリをつけることができるでしょう。

ただ、残業続きだったり休日出勤が当たり前になっている職場では一従業員が改善を提案したところで風土が変わることはあり得ません。
保育士全員が結託してストライキするほどの脅威でなければ「嫌なら辞めてくれ」というのが経営サイドの見解でしょう。

ではどうしたらよいか?
職場が変わらないのなら、他を探すしかありません。
薄々感じているとは思いますが、就業中は園の外に出ることすら許されない保育士が仕事とプライベートを両立できるか否かは労働時間が全てです。

時間は常に有限で週に168時間、睡眠や通勤を除けば100時間ちょいというところでしょうか。
そのうち1-2割をプライベートに当てようとすれば自ずと労働時間の限界値は導かれてくるはずです。

「週2休み・定時上がりの職場は給料が安いのでは無いか?」
この疑問についても著しく下がることは無いでしょう。
仮に現職で時間外手当や休日出勤手当が充分に適応されているなら話は別ですが、不満を抱くということはサービス残業が主だと想像します。
労働基準法にて地域毎に最低給料が決められているため、週休二日制・定時上がりになったとしても不当に低賃金になることは無いのです。

精神的な余裕

"両立"という言葉の中には精神的な充実も含まれています。
退勤後や休日も仕事の失敗や同僚との人間関係を引きずっていてはストレスから開放されずにプライベートを充実させることは難しいでしょう。

趣味のランニングをする女性保育士

もし、慢性的に仕事の悩みが消えないようなら習い事・趣味・友人との約束を無理やり入れてみてください。
人間の脳は新しい刺激や目の前の会話に集中する傾向があるため、他の事柄に熱中している間に自然とストレスから開放されていくのです。

普段仕事でクタクタだからお家でゆっくり… が多い方は騙されたと思って積極的に新しいことにチャレンジし、仕事関係者以外と会話してみてください。
ここでお話したことを理解いただけると思います。

家庭・子供がいる場合

さて、家庭や子供がいる場合にはまた両立の観点が変わってきます。

家族協力は必須

保育士の両立に欠かせない家族

保育士が仕事と家庭を両立する上で欠かせないのが、家族の協力です。

小さい子供が居るなら両親へ預けられるようにしておくと負担が減りますし、旦那にも協力を求めて休日の家事を手伝ってもらったり、掃除や買い出しを行ってもらったりしましょう。

そんなことできれば苦労しないよ…

と聞こえてきそうですが、勤務時間を減らさずに両立をするためには自分以外の負担や犠牲を増やす以外に選択肢はありません。

そうした協力が無いまま両立をさせようとすれば、必ず無理が出てしまいますし、無理は長くは続かず健康被害やストレスによって家庭も仕事もダメになりかねません。

家族の協力が得られない場合は、根気よく説得するしかないのです。
それでもダメなら両立することを諦めて、両方をほどほどにこなすぐらいの気持ちを持ちましょう。

極力仕事を持ち帰らない

仕事を家に持ち帰らないようにするのも重要なコツになります。
保育士の仕事は多岐に渡り、事務処理はついつい家に持ち帰ってしまいます。

しかし、家庭に仕事を持ち込めば両立は難しくなるでしょう。
なるべく定時までに仕事を終わらせる習慣を身に付けなければなりません。
簡単なことでは無いですし、職場によっても任される作業量は変わって来ます。
イベントや行事の前だと保育士の負担は倍増しますので、両立の夢は遠退いてしまいます。

子供が居る場合は、自分の子供よりも保育園に居る子供を優先しなければいけない場面も出て来ます。
自分の子供の運動会に参加出来ず、保育園で仕事を続けるケースも少なく無いのです。
時間のやりくりは非常に困難で、仕事をしている以上どうしても状況に左右されてしまいます。

このように保育士の女性が仕事と家庭やプライベートを両立させようと思ったらかなり大変なのです。
それでも両立を目指すのであれば、日々の生活に様々な工夫を取り入れてみましょう。

生活を効率化する

料理は朝の内にやっておき、夕食のおかずも下ごしらえを済ませておくと夜が楽になります。
ちょっとぐらい手抜きになっても、仕事終わりに料理をするよりかは負担が少なくなるでしょう。

部屋の掃除回数を減らすために、余計な物を置かないようにしておくのもポイントです。
床をササッと拭くだけで事足りるようにしておけば、短い時間で掃除が完了します。
毎日では無く、2日から3日に1回の頻度で清潔さを保てるようにしてみてください。

洗濯には除湿乾燥機を利用するのが最適です。
部屋干しでも良いのですが、干して回収する手間はそれなりに疲れます。
洗剤と乾燥機を組み合わせて、シワが残らないように調整するのも良いでしょう。

転職も視野に入れて

転職サイトを利用する保育士

どうしても仕事が長時間になりプライベートが確保出来ないなら思い切って転職するのもありです。
経済的に可能かどうかの問題はありますが、アルバイトやパートという選択肢もあります。
小規模保育や託児所であれば、時間が決まっている職場も多いでしょう。
残業がほぼ無い職場に移るだけでも両立の難易度は劇的に変わります。

保育士転職サイトなどでは度々、残業無しというアピールが掲載されています。
残業無しの職場は確かに存在しているので、そんな夢のような環境は無いと諦めないようにしましょう。

仕事と家庭やプライベートの両立は簡単ではありません。
まずはこれを理解した上で自分に出来る限りの範囲で行う気持ちを持つことです。

両方を完璧にこなそうと思えば、自分のストレスを増やしてしまうだけです。
家族の協力を得て、その上で両立が可能そうな職場を探すのが良いでしょう。
うまく工夫をすれば仕事と家庭の両立は可能なのです。