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非公開で募集する理由

非公開求人について考える女性

非公開求人とはその名の通り一般には公開されていない求人情報です。
心理的には知っている人が少ない"極秘の裏情報"のような印象を受けるかもしれません。

あるいは、後ろめたいことがあって公開出来ない理由があると勘ぐってしまうこともあるでしょう。
これは、どちらも半分ぐらい正解だと言えます。

では、非公開求人がどのようなものなのかを説明しましょう。

高条件案件が豊富

一般的に非公開求人は公開情報に比べ魅力的な条件が揃っている場合が多く、年収が相場よりも優遇されていたり福利厚生が充実していることがあります。

非公開求人に応募する女性

非公開理由の一つは「的外れな応募が殺到することを防ぐこと」です。
例えば、20代の保育士で年収450万の求人があったらどう思うでしょうか?

よほど遠距離で無い限り、ダメ元でも応募してみようと考えてしまう人もいるはずです。
そうなると、保育士の応募者は数十人、あるいは100人以上にも膨れ上がってしまいます。

応募が殺到するのは良いことだと考えるかもしれませんが、履歴書を見て選考する時間と人材が必要になります。
さらに、合否の連絡をしなければいけませんし、面接をするスケジュールも作成しなければならないでしょう。

面接に園長が同席するなら、スケジュール調整はとても困難です。
通常の業務に支障が生じ、何よりも面接等に掛かる人件費は相当なものになってしまいます。

では、これが非公開求人であればどうでしょうか?
いきなり100人以上の人が募集してくることは無くなります。

転職サイトを通じて応募してくる人が来ますが、コンサルタントやアドバイザーによって最低限の能力があると判断されています。
つまり、保育園側は履歴書の精査にたくさん時間を使わなくて良くなるのです。
これらが非公開求人の一般的な理由となります。

既存従業員とのギャップ

求人を出す側には大きな悩みがあります。
より良い人材を集めるために高条件を提示したいが、既存従業員の待遇を上回る求人を堂々と掲載してしまうとそれを見た保育士達はどうするでしょうか?
当然、最新の求人よりも給料が低ければ賃上げ交渉を行いますし、同等だとしても"年功序列"で給料に色をつけて欲しいと言われるかもわかりません。

雇い主側も十分な給与を支払いたい気持ちはある反面、一人増やす毎に全員のベース給を上げていたらキリがないというのも本心です。
毎年発表される「新卒の平均初任給」を見ればわかるように人件費は年々徐々に上がるものです。
逆に言えば、5年・10年と務めていて初任給とほぼ変わらずにいる方は転職を視野に入れれば同等の労働環境でも給料UPを狙うことができるということなのです。

様々なトラブル防止のため

非公開求人で希望条件を伝える女性

非公開求人が存在する理由は他にもあります。
例えば、保育士のリーダーが辞める場合などにも非公開求人は利用されます。

普通に公開して求人を出せば、リーダーが辞めるのだと職場の人にバレてしまいます。
重要なポジションの求人を出せば当然です。

これは、保育園側が問題を起こす保育士を辞めさせる場合に活用しています。
退職してもらうにしても後任がいないので、扱いに困っている状況が考えられるでしょう。

そうした場合に裏でこっそりと非公開で求人を出しておき、良い人材が見つかったら交代するという流れです。
決しては多いケースではありませんが、このような理由で非公開求人が出される場合もあります。

また、開園前の保育園が求人情報を出す場合も非公開になりやすいです。
開園前だと周辺住民の理解が得られていない場合があるのですが、働く保育士も確保しなければなりません。

そこで、非公開求人で保育士を探しつつ、表では住民の理解を得るなどして開園の準備を進めるのです。
普通に求人を公開してしまうと、周辺住民と余計な摩擦を生むことにもなりかねません。

転職サイトの利益保護

非公開求人で打ち合わせる転職希望の保育士

他に単純に転職サイトの都合で非公開求人になるケースもあります。
転職サイトの売り上げは、求人を出している保育園や企業に保育士が就職した場合に発生します。

そのため、転職サイトではなく、直接就職の申し込みをされると報酬が発生しないのです。
なので非公開求人として扱い、利益を確保する意味合いもあります。

このように非公開求人の理由は様々ですが、魅力的な求人が眠っている確率は高いでしょう。
少なくとも内容を見て、応募してみても損はありません。

最近では、企業内保育所も増えて来ているため、一流企業に在籍する保育士も少なく無いのです。
非公開求人にこだわる必要はありませんが、掘り出し案件に出会えるチャンスと言えるでしょう。