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保育園の私立と公立の違い

保育園の写真

子供を預ける場合、国の補助を受ける認可保育園であれば、私立であっても保育料は原則公立と同じ設定になっているので、公立に特別なこだわりを持つ必要はありません。
保育士として働くのであれば、公立の人気が圧倒的に高いです。
私立と公立の違いは運営母体です。私立は社会福祉法人などによる民間の運営で、オーナーや出資者など個人が経営に関する決定権を持っています。
公立は運営母体が自治体になり、保育士は地方公務員として採用されます。
私立の場合は、民間運営のため労働環境はピンキリです。なかには公立を上回る待遇を用意しているケースもありますが、全般的には私立の保育園は公立よりも待遇が悪くて、長年勤務しても将来性がありません。
保育士養成所を卒業する保育士の多くは、公立を希望しますが、倍率が高いことや希望する地域での募集がないことを理由に私立に就職する人が多いです。

保育士の中には、学校を卒業しても保育士に就職しなかったり、退職して保育士の仕事に再就職しない滞在保育士がいます。
一部の滞在保育士は公立に受からないなら、私立で働く選択肢はないと公立へ強いこだわりを持っている方もいます。

公立保育園のメリット
喜ぶ保育園児

公立保育園は地方公務員の扱いになり、市役所などで働くスタッフと同等の待遇が用意されています。 具体的なメリットは以下の通りです。

  • 毎年昇給する
  • 賞与がしっかり出る(年間4~5ヶ月分)
  • 残業代がしっかり出る
  • スタッフが多く有給を取りやすい
  • 福利厚生がしっかりしている
  • 退職者が少ないので、スタッフのスキルが高く中堅・ベテランの業務負担が少ない

公務員は年功序列ですが、初任給で見ても私立より高い傾向があります。
ボーナスがしっかり出るので、年収で見ると私立と大きな差が出ます
公立に採用された学校の同期から話を聞くと、私立で働く環境の悪さを馬鹿らしく感じて、保育士の仕事から離れてしまう方もいます。

公立保育園のデメリットは?

公立保育園で働くデメリットは転勤があることと、採用されるのが難しいことです。
公立の大半は市町村が運営しているので、転勤がありますが引越しを伴うような遠方勤務はありません。
県立や都立保育園であっても、通勤できる範囲内を考慮されることが多いです。
自宅のすぐ近くの保育園で働きたいと強い希望がある場合は私立の方が向いています

転勤があるので、職場で有利な地位を築きにくいデメリットがありますが、公立が嫌で私立へ転職する保育士はほとんど見られません。
つまり採用されてしまえば、特に気になるデメリットはありません。

一番の課題は人気が高く採用されるハードルが高いことです。
年中募集をしているワケではなく、ほとんどの自治体で年間1回の採用試験しか用意されていません。
離職率が低いので空きが出ることも少なく、今年は募集なしという自治体も多いです。
公立の方が良いのは分かっているけど、採用されるハードルが高いため、学校卒業時の就職活動で応募をして、不採用になれば公立の選択肢を捨てないと保育士として働くことが難しいです。
また、多くの自治体で応募要件に30歳から35歳の上限年齢を設けられているので、年齢制限の都合で公立に応募することすらできない人もたくさんいます。
一度私立の保育園で常勤勤務して自分のクラスを持つと、自分の都合で休みを自由に取れないため、公立の採用試験を受けることすら難しくなってしまいます